事業成長を志す全ての企業様に、参考していただきたい事例です。
 
SES(システム・エンジニアリング・サービス)を手がける、株式会社エージェントグロー様。同社が採用したのはITエンジニアですが、この募集には、職種問わず通用する採用のヒントが散りばめられています。

設立3年という同社が、どのように161名もの採用を実現したのか?
ぜひ、ご一読ください。
 
【 1 】抱えていた採用課題
  
同社が目指しているのは、『中小企業で働くITエンジニアの労働環境を変える』こと。そのために同社は『給与還元率75%』、『社員数1000名』などの取り組みを、2025年までに実現したいと明確なビジョンを持っていらっしゃいました。そして、ビジョン実現のためには、採用活動が急務になっていたそうです。
 
しかしながら、同社が求めるのは、他社との差別化が難しいSESのITエンジニアの募集。同社と同じような仕事を行なうSESのITエンジニアの求人は無数にあり、会社の歴史や知名度では、大手には勝てません。採用成功のためには、求職者の注目を集め、信頼を勝ち取る必要がありました。
 
【 2 】採用課題の解決
 
求職者から信頼を得るためにも、まずは同社を知ってもらう必要があります。そのために、同社は徹底した情報開示を行ないました。
 
 
PESOモデルを活用した情報開示
上記の図は、以前配信したメールで何度か取り上げた「PESO(ペソ)モデル」。私たちが日常的に接するメディアを4分類したものです。情報を取得する手段が多様化する現代。求職者は「求人広告」だけで、転職活動をするわけではありません。

■Paid:求人広告
■Earned:第三者による自社紹介の記事、クチコミ
■Shared:noteの記事、SNS
■Owned:企業HP
 
上記のような手法で、求職者は企業・仕事について知ろうとします。このPESOモデルを、完璧に活用したのがエージェントグロー様。
求人に掲載するだけでなく、企業HP、社長ブログ、社員ブログ、SNS、動画などを、様々な方法で頻繁に情報を発信したのです。
 

 LP-1203-エージェントグロー4.jpg
 
ぜひ一度、同社のHPをご覧ください。会社の考えだけでなく、ここで働く社員がどのような人たちなのかを垣間見ることができます。これは、求職者にとっても「働く姿」をイメージしやすくなるため非常に魅力的なことになります。
 
同社の素晴らしい点は、これだけではありません。同社は、会社・仕事の「楽しい側面」も「厳しい側面」も、どちらも赤裸々に公開したのです。応募を集める必要がある場合、嘘ではないにせよ、見栄えの良い情報の提供を優先してしまいたくなる…ということもあるかもしれません。

ですが、同社は「厳しい側面を知らずに入社して、定着・活躍に繋がらなかったら意味がない」と気づき、エン転職が掲げる『入社後活躍』という考えに共感していただきました。そこで、仕事の厳しい側面も、求人上で丁寧に解説したのです。


クチコミで得た情報をもとに改善まで実施
 
さらに「会社の課題を改善し、社員にもっともっと活躍してもらいたい」という想いから、エン転職のサービスの一つである『カイシャの評判』のクチコミと企業コメントを活用

クチコミを集める際には際には「未来の仲間にミスマッチのない情報提供がしたい。評価には絶対影響しないので、自由に投稿してほしい」「改善点を知りたいから、率直に教えてほしい」と、代表自ら社員総会で説明を行なったと言います。

その結果、良い点はもちろん、社員が不満に感じるポイントを知ることができました。ここで注目したいのは、エージェントグロー様は、社員の不満点を把握するだけでなく即断即動で改善まで行なったこと。
 
たとえば、「面接で給与の還元率が分かりづらかった」という声を受けて、図式を用いて具体的な計算例を解説したり、社内の実際の給与シミュレーションシステムを見せたりといった内容に変更しました。
 
【 3 】ギャップを生まないから、活躍する
 
上記のような努力を積み重ねた結果、有効応募数は2倍に。内定承諾率は10%アップしたそうです。しかも、同社に入社した転職者の多くが、入社理由として「情報開示に対する安心感」を挙げました。

たとえ、会社の歴史が浅くても、会社の取り組みや採用に掛ける想いが正しく伝われば、応募は集まるということの証明です。同社は、「会社の規模ではなく、会社の思考に人が集まる」と確信していらっしゃいました。

2018年時点の同社の社員数は、161名。すべてエン転職を活用しての採用です。入社者にインタビューしたところ、「入社前と後で、まったくギャップはありませんでした」という声を聞くことができました。同社に転職された方の中には、入社2年目にして小会社の社長のポジションに就いている方もいるそうです。ギャップを生まない採用を行なっているからこそ、入社された方も活躍されていました。
 
 

 
本日ご紹介する事例はここまで。

求職者は、給与・休日・福利厚生・社歴といったデータ面だけで、仕事を選んでいるわけではありません。むしろデータ面だけで魅力づけした求人は、『もっと良い条件の求人』に見劣りしてしまいます。

求人広告は、「企業・仕事の広告」。企業や仕事に魅力付をして、「やってみたい!」「この会社に入社したい」と思わせる必要があります。だからこそ、エン転職は求人広告の中身にこだわります。

求人広告の中身にこだわって採用を行ないたい場合は、ぜひエン転職にお声がけください。取材専門のディレクターと、求人広告専門のコピーライターが、貴社の求人を全力で作らせていただきます。採用にご興味をお持ちの方は、以下の方法でお問い合わせくださいませ。